室長あいさつ


本学では平成18年に女性研究者支援室を開設し、自主事業と3つの女性研究者支援事業を通じて、女性研究者のキャリア継続のための環境整備、理・農・工分野の女性教員の採用育成等、女性研究者の増員に向けた取り組みを進めてまいりました。その結果、過去10年間での女性教員の人数と割合は、210名、9.1%(H21.1.1)から、337名、14.2%(H31.1.1)へと増加する等、一定の成果を上げてきております。人数の増加にともない女性研究者の中でも多様化が進み、個人がキャリア開発上直面する課題も多様化しています。また、これまでに採用育成した女性研究者の多くが上位職へのキャリアアップの時期を迎え、新たに取り組むべき課題も生まれています。
このような状況におきまして、この度、2019年度科学技術人材育成費補助事業(文部科学省)「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択されました。北海道大学と共同実施機関である室蘭工業大学、帯広畜産大学、北見工業大学、日東電工株式会社、株式会社アミノアップは、広大な北海道の特色を踏まえ、女性研究者および若手研究者の活躍推進に注力し、多様な人材が能力を最大限に発揮できる研究環境づくりを目指し、事業を推進していきたいと思います。また、女性研究者支援の第二フェーズとして、女性リーダー育成・上位職登用に向けて、課題の見える化や解決のための方策の検討など、力強く取り組みを進めてまいります。
女性のみならず多様な人材が活躍できる場においてこそ、新たな、そして豊かな知が創出されると考えております。多様な人材が様々な場で活躍できる北海道地域のさらなる進化を目指し、これまでの連携を強化して、各事業を推進していきたいと思います。今後も弊室へのご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

人材育成本部女性研究者支援室 室長 矢野 理香