活動報告

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【開催報告】全学教育科目「科学者という仕事とキャリア開発~女性研究者のキャリアヒストリーに学ぶ~」第7回(2018.6.5)

全学教育科目「科学者という仕事とキャリア開発~女性研究者のキャリアヒストリーに学ぶ~」第7回は、工学研究院材料科学部門の大野直子先生による講義で、テーマは「工学系女性研究者のキャリアヒストリー」でした。
大野先生は、高校生の時に環境問題、中でも原子力発電の核廃棄物に興味を持ち、原子力関係の研究をしたいと志したそうです。しかし、希望の学部には入れず、材料の研究に携わることになり、材料の視点から原子力に貢献できる原子力材料学の道に進んだとのこと。また、当初よりフランスに留学したいという希望をもっており、修士課程の時に留学を実現されました。産学官連携のポスドクや企業との研究等、さまざまな出会いと歩みを経て北大工学研究院で教員として働いています。講義に合わせて、工学研究院の女性研究者にアンケートをとってくださり、キャリアヒストリーや研究の楽しさ、ワークライフバランスなどについて豊富な実例を紹介いただきました。女性が少ない分野でも「自ら切り拓く、先例を作る」意識の大切さが伝わったのではないかと思います。大野先生、ありがとうございました!

次回は6月12日、触媒科学研究所 高島舞先生による、「縁と流れとときどき勇気」です。