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「女性研究者研究活動支援事業(拠点型)」シンポジウム「女性研究者の持続的な活躍を目指して~研究人材の多様化と研究者支援のありかた~」を開催

10月27日(火)に,学術交流会館小ホールにて,女性研究者支援室主催のシンポジウム「女性研究者の持続的な活躍を目指して~研究人材の多様化と研究者支援のありかた~」を開催しました。本シンポジウムは,平成25年度より実施中の文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(拠点型)」を総括するものであると同時に,北海道大学サステナビリティ・ウィークの一環として開催しました。

一つ目の基調講演では,科学技術振興機構プログラムオフィサーを務める山村康子氏より「女性研究者を取り巻く環境と政策等について」お話いただきました。女性研究者を取り巻く環境の国際比較,各種調査データや国内大学における取り組みのベストプラクティスの紹介,ならびに今後の政策の方向性等が示されました。二つ目の基調講演では,名古屋大学教授・副理事・男女共同参画推進センター長の束村博子氏より「女性の活躍で大学を活性化~名古屋大学の取り組みを中心に~」と題してお話いただきました。女性研究者活躍推進を大学の戦略として位置付けトップダウンで取り組むことの重要性ならびに大学の価値向上へもたらすインパクトについて,名古屋大学の事例として示されました。

パネルディスカッションでは,金沢大学より池本良子教授,室蘭工業大学より貞許礼子特任教授,本学の望月恒子副学長を交えて,3大学の具体的な取り組み紹介に続き,大学以外の機関との連携における効果や課題について話合われた他,今後の研究者支援の方向性や政策的意義等について幅広く議論されました。
シンポジウムには学内外から40名強の参加者が集まり,質疑応答等活発な議論が行われました。今後も女性研究者支援室では,多様なバックグラウンドをもつ研究者が活躍し定着できる研究環境の構築や,ダイバーシティ推進に向けた意識改革を進めてまいりますので,ご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。

名古屋大学男女共同参画室長による基調講演の質疑応答

名古屋大学男女共同参画室長による基調講演の質疑応答

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子