活動報告

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【開催報告】ダイバーシティ研究環境推進に向けた部局等への取組支援『メディア・コミュニケーション研究院セミナー&ワークショップ』を開催しました

本セミナーは、ダイバーシティ研究環境推進に向けた部局等への取組支援プログラムによる、メディア・コミュニケーション研究院 金山準 准教授に対する支援により実施されました。


 2020年2月9日(日)、フード&メディカルイノベーション国際拠点にて、メディア・コミュニケーション研究院主催の『育児当事者である研究者のダイバーシティの語りと可視化を通じた認識枠組みの共創』と題したセミナー&ワークショップを開催いたしました。
 このプログラムはダイバーシティを構成する諸要因のなかでもとくに育児を中心の問題とし、育児と研究活動の両立とその困難をテーマとしました。

 

 まずダイバーシティ推進をめぐる全国の大学および北海道大学の取り組みと現状について当室の長堀紀子特任准教授のレクチャーと質疑を行いました。その後、育児当事者である研究者によるパネル・ディスカッションを行いました。議論の内容はグラフィック・レコーディングを通じてリアルタイムで可視化し共有しました。最後に育児当事者が日々有する感情についての振り返りと可視化を目的とするワークショップを実施しました。

 

 育児というダイバーシティ要因について、制度的取り組み・当事者の状況・当事者の感情という三つの側面から情報共有と可視化・振り返りを行い、とても意義のあるイベントとなりました。また、育児と研究の両立という課題を共有しつつも、各自の状況(配偶者の同居・別居といった家庭状況や出身国等の文化的背景)に応じて困難はきわめて多様であり、それに応じた取り組みが求められる点についての認識を共有することもできました。

 
※女性研究者支援室では、「ダイバーシティ研究環境推進に向けた部局等への取組支援プログラム」として、学内で開催されるダイバーシティ研究環境推進や男女共同参画推進に寄与するセミナー等の取組に対する支援を行っております。